「子供の乳歯が抜けて、永久歯が生えてきました。」 や「親知らずが生えてきました。」
とか、
「つめものがとれました。」
と英語を話す患者さんが来院されたら、どのように表現されると思いますか?
Patient: “My son/daughter’s baby tooth fell out. His/her adult/permanent tooth/teeth came in.”
と言います。
乳歯は英語で一般的に、”baby tooth” と言います。日本の歯学部で、確か “milk tooth/teeth” と習った記憶がありますが、実際は赤ちゃんの頃に生えるという意味で “baby tooth” と言います。
永久歯は “adult tooth” そして、専門用でも “permanent tooth” と言います。ですが、”permanent tooth/teeth” と言ってくる患者さんもいらっしゃいます。
「抜ける」 は “fall out” 、過去形で “fell out” です。
「歯が生える」は “come in”、過去形で “came in” です。
日本では歯が生えるというと、「歯が出てくる」という感覚なので、”come out” と考えがちですが、”come out” は英語的には 「はずれる」とか、「とれる」という解釈になります。
英語の感覚では、おそらく、歯がお口全体の一部として現れるという意味で、
“tooth came IN” と言って “in” を使います。
それでは 「親知らずが生えてきました。」は何と言うかわかりますよね?
Patient: “My wisdom tooth came in.”
親知らずは 専門用語では、”3rd molar” と言いますが、日本語の「智歯」をそのまま直訳すれば “wisdom tooth” ということが何となくわかります。
もう1つ例を差し上げます。
「銀歯(つめもの)がとれました。」はいかがでしょうか。
Patient: “My silver filling(もしくはただのfilling) fell out.”
と言います。