急患もしくは歯の緊急治療で患者さんから連絡が来ることがあります。その場合、
緊急治療を emergency treatment もしくはpalliative treatment と言います。
Emergency treatment もしくは簡単に、emergency という言葉はどちらかと言うと患者さんが使う言葉です。患者さんと話すときは emergency という言葉を使った方がいいかもしれません。
患者さん:「歯がすごく痛くて、夜も眠れませんでした。どうにか診て頂けますか。」
Patient: “I have a lot of pain, and I couldn’t even sleep last night. Is there any way the doctor can take a look?”
スタッフ:「わかりました。緊急治療なので、どうにかお時間をお作りします。」
Front desk: “Okay. Because this is an emergency, I will try to squeeze you in.”
“Take a look” は診るとか、チェックする、とか見るという意味です。普段でもよく使う言葉です。
「どうにか入れます」というときに、”squeeze in” という動詞を使います。「予約でいっぱいですが、何とか入れる」という意味合いです。
専門用語で、緊急治療を “palliative treatment” とドクター同士で言ったり、アシスタントやスタッフと言ったり、カルテに書いたりします。Palliative treatment は 直訳すると、緩和治療となります。
ところで、膿瘍があり、切開・排膿をしなくてはならない場合、
Doctor: “You have an abscess. An abscess is a result of an infection. I have to drain out the pus that accumulated.”
ドクター:「感染(もしくは化膿)しているので、腫れています。膿を出す必要があります。」
切開・排膿を専門用語で、incision and drainage と言います。頭文字をとって、略して ” I and D ” とカルテに書いたり、ドクター同士だったり、アシスタントやスタッフに言ったりします。
そして、palliative/emergency treatment が終わったら、患者さんに残りの治療を終え、そして他の歯の診察をした方がいいという話をすると思います。その場合、以下のようにお話するといいでしょう。
ドクター:「今日は応急処置をしたので、とりあえず痛みから解放されます。治療途中なので、きちんと治療を終わらせましょう。そのアポイントをとって下さいね。それが終わったら、他の歯にも問題がないか、チェックした方がいいと思います。」
Doctor: “This was an emergency treatment to get you out of pain. Please come back to finish the rest of the treatment. After that’s done, I recommend you to come back to check the rest of your teeth.”