「エナメル象牙境を越えたカリエス・う蝕」は専門用語ですが、英語で、”caries past DEJ” と言います。
DEJ は ”dentin-enamel junction” の略です。
Dentin-enamel と「ダッシュ(ー)」が、dentin と enamel の間に付ける理由がその2つの言葉が1つとして考えたいときに、英語ではこのようにダッシュを付けます。これは英語の基本的なルールなので覚えておくといいと思います。
さて、デンタルを患者さんにお見せしながら説明したい場合、どのように言えばいいのでしょうか。
Doctor: “Do you see this black spot or hole-like image from the outer surface of the tooth past this junction? ”
ドクター:「このレントゲン写真で、黒っぽい穴みたいなものが歯の表層の部分から、もう少し色が白っぽくない層に通じているのがわかりますか。」
Doctor: “When the decay extends to the 2nd layer of the tooth, dentin, we need to treat to your cavity.”
ドクター:「虫歯がこの2層目である象牙質を越えた場合、虫歯の治療をしなくてはなりません。」
Patient: “Is this going to hurt?”
患者さん:「治療は痛みますか。」
Doctor: “I will make you numb so you won’t feel pain during the procedure.”
ドクター:「麻酔をしますから、治療中は痛みは感じませんよ。」
以前にも「麻酔をする」という英語の表現を説明しましたが、”make you numb” と言います。
“Numb”の発音は “b” は静かになるので、カタカナで表現すると「ナム」といった感じです。
ドクター:「治療はコンポジットレジンと言って、白い詰め物をします。」
Doctor: “I’m going to treat it with a composite resin which is a white filling.”
日本語では「レジン」とだけ言いますが、アメリカではコンポジットレジンの話をする場合、「コンポジット」とだけ言います。ですから、アシスタントに、
ドクター:「コンポジットレジンの準備をして下さい。」
と言うときは、
Doctor: “Can you prepare for a composite?”
と言います。