「根管・神経の治療が必要です。」”You need a root canal.”

“Root canal“と言えば、歯の神経の治療・根管治療をするということは一般的に浸透しています。”Root canal” は抜歯よりも怖いというイメージを持つ欧米人が多いです。どうやら、神経まで痛みが及ぶとものすごく痛いというイメージと、ファイルを神経に突っ込み、神経をぐりぐり取るというイメーが膨らんでいるからです。

アメリカで「どういうことに恐怖心を抱き、緊張し、心臓がバクバクするか」というアンケートを行ったら、第1位は人前で話す、スピーチをするということだったのですが、第2位はなんと、歯の治療(神経治療を含む)ことだったくらいです。

ドクターが「虫歯が神経までに行ってしまい、神経を抜く必要があります。」と言う場合は英語で何と言えばいいのでしょうか。

Doctor: “Your cavity is so deep that it got into the nerve. The nerve is damaged or infected. You need a root canal.”

ここで「歯髄」の一般的な用語で、”nerve” 「神経」と言います。Pulp やdental pulp は専門用語になるので、簡単に “nerve” と言った方がわかると思います。

“The nerve got damaged or infected.” は「神経がダメージをくらったもしくは感染しました。」という意味です。神経の状態に応じて “The nerve is damaged.” もしくは “The nerve is infected.” と言って下さい。

もしも患者さんが “What is a root canal?” と聞いてきたら、何と答えればいいのでしょうか。

Doctor: “A root canal is to clean the canals inside a tooth’s root. We will clean, shape, and fill the canal space with a material. You will need a build-up or post and a crown after the root canal. Don’t worry, you are going to be numb during this procedure.”

ドクター:「根管・神経治療というのは、神経が通っている管が根の中にあるのですが、そこをきれいにする処置のことです。ダメージしたり、感染したりした根管をきれいにし、消毒し、管の中をある材料で封鎖します。それが終わったら、後に土台・ポストを入れてからかぶせなければいけません。根管治療の間は麻酔をしていますから、痛くないですよ。」

そして、根管治療が終わったら、「根管治療後の数日は痛みがあったりするので、市販の抗炎症剤を飲んで下さい。処置をした歯は使わないで下さい。」という注意事項を言う場合、

Doctor: “It is normal to have pain a few days after the root canal. Please take over-the-counter pain medication (anti-inflammatory medication). Please don’t chew or use the tooth we worked on.”

と言います。

感染根管の説明はまたの機会にします。

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