Monthly Archives: October 2014

“Teeth” が含まれる英語の表現 Idioms or phrases that include “teeth”

日本語でも「歯に衣着せぬものの言い方」や「奥歯にものが挟まった言い方」など、「歯」を使った表現があるように、英語でも “teeth” を使ったような表現はあります。しかも、日常的に使う言葉で、誰でもわかる言い方があります。

Patient:  “I have a sweet tooth.  That’s why I have so many cavities.”

患者さん: 「私は甘いものが大好きです。だから虫歯が多いのだと思います。」

よく、患者さんが使う表現です。患者さんのみならず、「甘いものに目がない」、「甘いものが好き」というときに、

“~~ has/have a sweet tooth” と言います。直訳すると、「甘い歯を持つ」となるでしょうか。

もう1つは ”pulling teeth” という表現です。

Patient:   “My teenage son doesn’t tell me anything.  It’s like pulling teeth to tell me what’s going on everyday at school.”

患者さん:「ティーン(ティーンエイジャー)の息子が何も教えてくれないの。毎日学校で何が起きているかを知るのに、一苦労しているの。」

“pulling teeth” とは、何かをしてもらう為に一苦労をするといったときによく使います。例えば、情報を引き出すため大変だとか、話してもらうのが大変だとかということです。これもよく使います。

そして最後は ”lying through his/her teeth” です。

Patient:  “You he was lying through his teeth so that he doesn’t get in trouble.”

患者さん:「怒られたくないから、うそだとわかって言っていた。」

“Lying through his/her teeth” は 直訳すると、lie(うそ)は歯の間から出るということになります。「嘘だとわかって言う」という意味です。できれば、あまり使いたくない表現かもしれません。

歯の緊急治療・応急処置  Emergency/palliative treatment

急患もしくは歯の緊急治療で患者さんから連絡が来ることがあります。その場合、

緊急治療を emergency treatment もしくはpalliative treatment と言います。

Emergency treatment もしくは簡単に、emergency という言葉はどちらかと言うと患者さんが使う言葉です。患者さんと話すときは emergency という言葉を使った方がいいかもしれません。

患者さん:「歯がすごく痛くて、夜も眠れませんでした。どうにか診て頂けますか。」

Patient:  “I have a lot of pain, and I couldn’t even sleep last night.  Is there any way the doctor can take a look?”

スタッフ:「わかりました。緊急治療なので、どうにかお時間をお作りします。」

Front desk:  “Okay.  Because this is an emergency, I will try to squeeze you in.”

“Take a look” は診るとか、チェックする、とか見るという意味です。普段でもよく使う言葉です。

「どうにか入れます」というときに、”squeeze in” という動詞を使います。「予約でいっぱいですが、何とか入れる」という意味合いです。

専門用語で、緊急治療を “palliative treatment” とドクター同士で言ったり、アシスタントやスタッフと言ったり、カルテに書いたりします。Palliative treatment は 直訳すると、緩和治療となります。

ところで、膿瘍があり、切開・排膿をしなくてはならない場合、

Doctor:  “You have an abscess.  An abscess is a result of an infection.  I have to drain out the pus that accumulated.”

ドクター:「感染(もしくは化膿)しているので、腫れています。膿を出す必要があります。」

切開・排膿を専門用語で、incision and drainage と言います。頭文字をとって、略して ” I and D ”  とカルテに書いたり、ドクター同士だったり、アシスタントやスタッフに言ったりします。

そして、palliative/emergency treatment が終わったら、患者さんに残りの治療を終え、そして他の歯の診察をした方がいいという話をすると思います。その場合、以下のようにお話するといいでしょう。

ドクター:「今日は応急処置をしたので、とりあえず痛みから解放されます。治療途中なので、きちんと治療を終わらせましょう。そのアポイントをとって下さいね。それが終わったら、他の歯にも問題がないか、チェックした方がいいと思います。」

Doctor:  “This was an emergency treatment to get you out of pain.  Please come back to finish the rest of the treatment.  After that’s done, I recommend you to come back to check the rest of your teeth.”