経過観察をする “Watch” or “monitor” a condition or finding

エナメル質に限局する歯質の破折や、マージンの封鎖が完璧ではないが、歯質が硬く、まだ影響を及ぼしていない時や軟組織が過角化の状態で、生検を取るまではまだ様子を見たい場合、「経過観察」をし、3ヶ月後、4ヶ月後、または半年後のメンテナンスの時にチェックする必要があります。

「経過観察」は “watch” や”monitor”もしくは “keep an eye on” と言います。

Doctor:  “You have a tooth that is chipped, but it’s still very small and it’s not decayed.  Let’s monitor it.  I will check it every time you come in for your cleaning.”

ドクター:「歯が少し欠けています。その欠け方がとても小さく、まだ虫歯になっていません。経過観察しましょう。毎回のメンテナンスの時に、チェック致します。」

Patient:  “Should I get it fixed?”

患者さん:「治療した方がいいですか。」

Doctor:  “Make sure you keep it clean.  Brush well and try not to accumulate the bacteria/germs.  If I see any signs of decay, we would need to fill it.”

ドクター:「歯ブラシをよくしておいて下さい。清潔にし、ばい菌がたまらないようにして下さい。もしも虫歯になったら、治療しましょう。」

“Monitor”という動詞以外に  ”watch” や ”keep an eye on”とも言います。

Doctor:  “You have this white, rough lesion that seems to be benign now.  Let’s monitor this until your next cleaning.  If this white lesion looks suspicious, I think we should get a biopsy.”

ドクター:「ザラザラした白っぽい組織がありますが、今のところ、良性のものだと思います。次のメンテナンスまで経過観察しましょう。次のメンテナンスに怪しい感じだったら、生検を取ります。」

Patient:  “Should I check it myself time to time?  I will keep an eye on it.”

患者さん:「自分でも時々、チェックした方がいいですか。様子を見ておきます。」

Doctor:  “Yes, keep an eye on it to see if there are any changes.  If you find anything until your next cleaning, please call me any time.”

ドクター:「はい、そうして下さい。次のメンテナンスまでに変化があったら、いつでも連絡して下さい。」

スケーリング・ルートプレーニング時にかける言葉 What to say during scaling/root planing & prophy

スケーリング・ルートプレーニングでも、ポケットが3mm以内のoral prophylaxis (prophy)でも、 歯面にスケーラーをあて、プラークや歯石を除去する必要があります。その時に、英語で何と言って説明すればいいでしょうか。

まず、歯科衛生士のことをご存知のように、dental hygienist と言いますが、発音はハイジニスト、つまり「ジ」ではなく、ハイジェニスト、つまり「ジェ」になります。

ドクターか歯科衛生士:「歯の表面の歯垢や歯石を、器具を使って除去します。」

Doctor or dental hygienist:  “I’m going to remove your plaque and tartar on your tooth surface with a dental instrument or tool.”

歯垢やプラークは英語で “plaque” と言います。歯石は専門用語では “calculus”と言いますが、一般的で、通じる用語では”tartar”と言います。発音はタルタルソースのタルタルではなく、「ターター」と言います。

器具は専門用語ではdental instrument と言いますが、患者さんがよく私たち歯科医療従事者に使う言葉として、dental toolと言います。分かりやすいように、dental toolと患者さんに言ってもいいです。

ドクターか歯科衛生士:「その時、歯の表面を削ったり、している訳ではありません。歯の表面をきれいにし、ツルツルにし、スムーズにしています。」

Doctor or dental hygienist:  “I am not removing any tooth structure when I am cleaning your teeth.  I am just making the tooth surface smooth.”

「歯垢や歯石を除去」だと直接的な表現なので、患者さんにはよく”clean your teeth”と、「歯のお掃除をする」という表現をよく使います。

ドクターか歯科衛生士:「歯垢や歯石を除去する時に、音がカリカリしますからね。」

Doctor or dental hygienist:  “You will hear some scraping sound when I am cleaning your teeth, okay?”

歯の表面をカリカリと削るとかこするという動詞は英語で ”scrape” と言います。なので、それから発する音は “scraping sound” でいいと思います。

患者さんにこれから起こることを事前に話すと、患者さんも驚かないので、説明することは必須です。 It is important to explain before the procedure so that patients do not get surprised during the treatment.

 

インプラント2次オペ時にかける言葉 What to say at implant 2nd stage surgery

インプラント埋入後、2次オペが必要な場合、患者さんに英語でどう説明すればいいのでしょうか。

Doctor:  “The dental implant is ready to be uncovered.  The cover screw or top part of the implant is still under the gums.  I will make you numb and open the gums so that we can prepare the dental implant for a new crown.”

ドクター:「今度は、インプラントのその上部の部分を開けます。カバースクリューと言って、インプラントの蓋のような上部の部分はまだ歯茎の下にあります。麻酔をまずして、歯茎を切開すれば、新しいインプラントのクラウンの製作の準備に入ります。」

まず、麻酔をする時は:

Doctor:  “This might be a bit uncomfortable, but relax as much as you can.  Take a deep breath.”

ドクター:「あまり気分のいいものではありませんが、力をに抜いて下さい。深呼吸して下さい。」

軟組織の切開時は:

Doctor:  “You shouldn’t feel any pain.  Is this okay?”

ドクター:「痛みはないはずですが、いかがですか。大丈夫ですか。」

英語では、途中で、患者さんが大丈夫かどうかをチェックを頻繁にした方がいいです。声をかけ、気にかけることはとても重要です。それはただ、シンプルに、ドクターかアシスタントの方が「大乗ですか。」と言えばいいのですが、何通りかをご紹介します:

Doctor or assistant :  “Are you okay?” or “Is everything okay?”

or

Doctor or assistant:  “How’s everything?”

or

Doctor or assistant:  “Hanging in there?”

Healing abutment ヒーリングアバットメントを入れた時の説明は:

Doctor:  “There is a round, dome-like part sticking out of your gums.  This is called a healing abutment.  This is to mold the gums for your future implant crown.”

ドクター:「丸い、ドーム型の部品が歯茎から突き出ています。これはヒーリングアバットメントと言います。これはインプラントのクラウンの周囲の歯茎の型を作るために入れておきます。」

Patient:  “How long will this be in my gums?”

患者さん:「これはどのくらい歯茎に入っていますか。」

Doctor:   “About 2 weeks.”

ドクター:「2週間くらいです。」

Patient:  “How do I clean this?”

患者さん:「これはどのようにブラッシングするのですか。」

Doctor:  “You want to wait about 1 week for the gums to heal.  Then with a soft toothbrush, you can brush on top of the surface of the healing abutment.  Please keep it clean.”

ドクター:「まずは、1週間くらい、歯茎が落ち着くまで、触らない方がいいです。1週間経ったら、やわらかい歯ブラシで、そのヒーリングアバットメントという部品の上をやさしく磨いて下さい。きれいにしておいて下さい。」

インプラント埋入(1次)オペ中にかける言葉 What to say during implant surgery

インプラントの埋入オペ(1次オペ)中にかける言葉は基本的に、抜歯などの外科処置にかける言葉と同じです。まずは、処置と麻酔をする前に患者さんに質問があるかを尋ねます。

Doctor or assistant:  “Do you have any questions before we get started?”

ドクターかアシスタント:「始める前に、ご質問はありますか。」

患者さんの疑問や不安はない状態でオペに入りたいので、この質問は頻繁にします。

始める前にお手洗いに行きたいかどうかも聞くといいかもしれません。

Doctor or assistant:  “Do you need to use the restroom before we get started?”

質問に答え終わり、トイレも済ませたら、いよいよ麻酔をします。

Doctor:  “Let’s get started.  Let me make you numb first.  I will apply some topical to make the area numb so that it will be a little more comfortable.”    OR   “To make it a little more comfortable, I will put some topical anesthetics on your gum.”

ドクター:「それでははじめに、表面麻酔をつけます。そうすることで、少し歯茎をジリジリさせて、麻痺させます。」

麻酔が終わり、麻酔が効いているかどうか確認したい場合、

Doctor:  “Do you feel any pain?  Are you numb?” (while using tip of probe or dull end of scalpel)

ドクター:  「痛くないですか。麻酔は効いていますか。」(これを行う時はプローブの先を強く押したり、メスの鈍いところを歯肉上に動かしてみます)

もしも患者さんの麻酔が効いていない場合、

Doctor:  “Let me make you more numb.  I want to make sure you don’t feel anything.”

ドクター:「もう少し麻酔を足しましょう。治療中、何も感じないようにしましょうね。」

治療中、もしも強く押したりまたはプレッシャーを感じるような行為がある場合、患者さんに押したりするが、痛みはないことを先に伝えなければいけません。

Doctor:  “You’re going to feel some pressure, but you shouldn’t feel any pain.  If you feel pain, raise your left hand up or let me know.”

ドクター:「これから押される感じがしますが、痛みは感じないはずです。しかし、痛みがプレッシャーに伴ってあれば、左手を上げるかどうにか遠慮なく知らせて下さい。」

インプラントオペのドリリングは、骨に響いたりしますので、そのこともドリリングする前に伝えます。

Doctor:  “You’re going to feel some vibration.  If this is too uncomfortable, please let me know.”

ドクター:「これから響く感じがします。あまりにも響き、不快感があれば、遠慮なくお知らせ下さい。」

治療途中で、患者さんの様子を伺うことは大事です。これはシンプルに:

Doctor or assistant:  “Are you okay?” OR “Is everything okay?”

ドクターかアシスタント:「大丈夫ですか。」または「痛くないですか。」

と英語では何度も聞きます。

途中で、お口を閉じたり、休憩をした方がいいか尋ねたい場合:

Doctor or assistant:  “Are you okay?  Do you want to close your mouth?  Do you need to rest?”

ドクターかアシスタント:「大丈夫ですか。お口を閉じたいですか。休憩が必要ですか。」

診察室の中は寒くなったりしますので、患者さんが寒くないかどうかも聞くのもいいかもしれません。もしもプランケットなどが準備されてある医院ならば、必要かどうか聞いてみましょう:

Doctor or assistant:  “Are you cold?  Do you want a blanket?”

そして途中で励ましの言葉もかけ、ねぎらいも必要です:

Doctor or assistant:  “You’re doing very well.”  OR  “You’re a great patient.”  OR  “Thank you for cooperating.”

ドクターかアシスタント:「ご協力ありがとうございます。」または「〜さんのおかげでうまくいっていますよ。」

歯間ブラシをすすめる Recommending interdental brushes

歯間乳頭がなくなり、いわゆる”black triangle”と言われる鼓形空隙が空いた状態になると、歯間ブラシの方が効率良く清掃できます。その際、英語どのように勧めればいいのでしょうか。

Doctor or dental hygienist:  “Do you know interdental brushes?  They are also called proxabrushes.  It looks like a Christmas tree.  They’re used to clean spaces between teeth where you have a gap.”

ドクターか歯科衛生士:「歯間ブラシをご存知ですか。クリスマスツリーのような形をしています。歯と歯の間の歯茎がなくてなってしまった空隙のところをお掃除するために使います。」

患者さんは、フロスが歯と歯の間に一番いいものだと思っていますが、もちろんそれは歯間の状態によります。

Patient:  “I thought you had to floss in between teeth.”

患者さん:「歯と歯の間はフロスが一番いいのかと思いました。」

Doctor or dental hygienist:  “It depends on how much space you have.  If your gums are full, flossing is better since the space between your gums and teeth is narrow.  If you have a bigger space, the interdental brush is more effective.”

ドクターか歯科衛生士:「歯と歯茎の間のスペースの大きさによります。スペースがなければ、フロスの方が狭いところに入るので、いいのですが、スペースが大きい場合、歯間ブラシの方が効率いいです。」

歯間ブラシにはサイズが色々があるので、適したサイズをおすすめする必要があります。

Doctor or dental hygienist:  “You have to choose the right size for your interdental brush or proxabrush because the space between your teeth varies.  Make sure it touches or brushes the sides of your teeth.  The brush shouldn’t pass through easily.  We can help you with the right size.”

ドクターもしくは歯科衛生士:「歯と歯の間の大きさは様々です。重要なことは歯と歯の間にきちんと接触することです。スーッと簡単に入るようではだめです。適したサイズはどれかは私共がお手伝いできます。

総義歯と部分床義歯を入れる、はずすを英語で何という? Wear/remove a denture or partial

総義歯は英語の専門用語では、”complete denture” と言いますが、患者さんにわかる日常的な英語では、”denture”と言います。

では、部分床義歯 は専門用語で、”removable partial denture”とか、略して “RPD” と言いますが、日常的な英語では ”partial” と言います。

もしもパーシャル(部分入れ歯)を使っている患者さんに、”your denture〜〜”と間違って”partial”の代わりに”denture”と言ってしまったら、

Patient:  “I don’t wear a denture.  I have a partial.”

患者さん:「私は総入れ歯を使っていません。部分入れ歯です。」

と訂正されてしまいます。私も患者さんがパーシャルを使っているので、”removable partial denture”で思わず”denture”とだけ言ったら、そんなことを言われました。

「入れ歯をする」とか「入れ歯を使う」とか「入れ歯を入れる」というの英語で、

“wear a denture” と言います。

「入れ歯がある」は、

“have a denture”と言います。

「入れ歯をはずす」は、

“take out a denture/partial” や  “remove denture/partial” と言います。

例えば、デンタルやパノラマ写真を撮る前に、アシスタントが「入れ歯が入っていますか。はずして下さい。」という場合、

Dental assistant:  “Are you wearing a denture/partial?  Can you take them out?”

Dental assistant:  “Do you have a denture/partial?  Can you remove your denture/partial?”

と言います。

フロスをしますか?Do you floss?

最近、「フロスをする必要ない」というニュースが話題になりました。患者さんに、「歯ブラシはしますか?」という質問以外に、欧米では、必ず、「フロスをしますか?」という質問を初診時やメインテナンスの時にします。

Doctor or hygienist:  “Do you floss?”

ドクター又は歯科衛生士:「フロスをしますか?」

どのくらいの頻度で、フロスをするかを聞きたい場合、

Doctor or hygienist:  “How often do you floss?”

ドクター又は歯科衛生士:「どの頻度でフロスしますか?」

OR

Doctor or hygienist:  “Do you floss regularly?”

ドクター又は歯科衛生士:「定期的にフロスなさいますか?」

ほとんどの患者さんは、「しません。」とか「する必要性はわかっているのですが、ほとんどしません。」と返してきます。

Patient:  “No.”   OR  “I don’t floss.”  OR  “I know I need to, but I don’t.”

そこで、何故フロスをする必要性があるかを説明したい場合、英語で何と言えばいいのでしょうか。

Doctor or hygienist:  “It is impossible for the bristles to get in between your teeth since they are very tight.   The floss will remove plaque and food debris that get stuck between your teeth.”

ドクター又は歯科衛生士:「歯と歯の間はきついので、歯ブラシの先はは入りません。フロスをすることで、歯と歯の間に詰まった歯垢や食べかすを取り除くことができます。」

フロスのやり方を説明するのも重要ですが、まず、習慣づけることが重要です。まずはやりやすい前歯からスタートすることを勧めるのも一つのやり方です。

Doctor or hygienist:  “So let’s start flossing from your front teeth since that may be a little easier to start out. Don’t floss the back teeth until you get used to flossing the front teeth.  The back teeth is more difficult to get to.”

ドクター又は歯科衛生士:「それでは、まずは、前歯からフロスをし始めましょう。前歯のフロスは比較的簡単です。前歯ができるようになるまでは、奥歯はやらなくていいですよ。奥歯の方が難しいですから。」

フロスを「フロスト」と言ったりする方がいらっしゃいます。「フロスト」は英語で ”frost” は、「凍っている」とか「霜」のことを言いますので、”floss” フロスの後に ”t” はつきません。動詞で「フロスしました」でしたら、”flossed”と言い、語尾は ”d” の発音になります。

ところで、フロスは必要です!American Dental Association アメリカ歯科医師会と、American Academy of Periodontology (AAP)アメリカ歯周病学会では、フロスは隣接面や歯肉の歯垢を除去することで、カリエスや歯周病を予防したり、進行を遅めたりすることができると宣言しています。なので、患者さんに引き続き勧めるだけではなく、私たち、医療従事者自身もフロスをするようにしましょう。

Flossing is absolutely necessary!  The American Dental Association (ADA) and the American Academy of Periodontology (AAP) have stated that flossing will prevent and/or slow down the progression of caries and periodontal disease.  So let’s teach the importance of flossing to our patients, and we as health professionals should not forget to floss too!