Monthly Archives: May 2014

薬の説明をする Explaining medication to patients

歯科治療をする中で、薬を処方したり、市販薬を勧めたりする必要があります。薬の飲み方の説明をしなくてはいけないことが多いです。まずは、薬の種類からです。

抗生物質:  antibiotics

痛み止め:  pain medication, pain killer

軟膏:  ointment

Doctor:   “Please take antibiotics 3 times a day after each meal for 7 days. Make sure you finish the bottle. Please don’t stop taking it.”

ドクター: 「抗生物質を1日3回、食後に飲んで下さい。7日分あります。お薬を全部飲んで下さい。ご自分の考えでお薬を飲まなかったりしないで下さい。」

Doctor:   “Also, don’t take it between meals. Drink a lot of water when you take your antibiotics.”

ドクター: 「食間に飲まないで下さい。食後です。抗生物質を飲むときは、お水を十分飲んで下さい。」

アメリカでは通常、 痛み止めは市販薬で十分という考えです。アメリカでは抗炎症剤 (NSAIDs) である イブプロフェン ibuprofen  や ナプロキセンナトリウムnaproxen sodium をお勧めしています。Acetaminophen アセトアミノフェンは妊娠中の人やイブプロフェンにアレルギーがある人に勧めています。

ドクター: 「痛み止めは市販の痛み止めで結構です。イブプロフェンをお勧めします。1回2錠から3錠を食後にとって下さい。抗生物質と一緒に飲んでも結構です。」

Doctor:  “You can take over-the-counter pain medication. I would recommend ibuprofen. Please take 2 or 3 tablets after meal. You can take it with your antibiotics.”

以前のブログでも書きましたが、市販薬は

“over-the-counter medication” と言います。

軟膏はointment です。口内炎用の ケナログ Kenalog™ や口唇ヘルペス用の アシクロビルacyclovir などの軟膏を処方するときはこんな言い方をします。

Doctor:   “I will prescribe you an ointment for your canker sore/herpetic lesion. Brush your teeth first and then place the ointment. You may not want to use toothpaste when brushing since it may sting.”

ドクター: 「口内炎または口唇ヘルペスの軟膏を処方します。まず歯ブラシをしてから、軟膏を塗って下さい。歯磨き粉がしみたり、刺激が強かったら、歯磨き粉なしで歯ブラシをして下さい。」

口内炎の一般用語は “canker sore” です。

「〜〜を処方します」とか「処方箋を出します」は、

“I will prescribe you ~~.”  とか “I will write you a prescription for ~~.” とも言います。

歯科矯正の説明 Explaining and recommending braces or orthodontics

歯列不正を治したり、歯の位置や角度を適切な位置に治したりするには矯正を勧めますよね。

矯正治療はご存知のように、orthodontics ですが、一般的にはbraces と言います。Braces は矯正装置自体のことも言います。

Doctor: “I think you will benefit from orthodontics or getting braces to correct your crowded teeth.”

ドクター: 「歯が混み合っているので、歯科矯正をすることで、きれいな歯並びになりますので、お勧めします。」

患者さんが友達に、「今度、矯正をするんだ。」とか、「矯正を始めるのよ。」という何気ない会話をする場合、英語では

Patient: “I’m getting braces soon.”

と言います。

「矯正装置をつける」 というのは一般的に “wear braces” と言います。ドクターに「矯正装置はいつまでつけなければなりませんか。」という質問は、

Patient: “How long do I have to wear my braces for?”

というような聞き方をします。

また、患者さんから「八重歯が生えてきているので、治したいのですが。」と英語では何と言われるかというと、

Patient: “My canines (front teeth) are up high in the gums. I want to get these fixed.”

「八重歯」という言葉は英語ではありません。「犬歯が高い位置にある」= high canineとか、上記のように、canines are up high という感じで表現します。

逆に、矯正治療が終わり、患者さんが「いつ矯正装置をはずすのですか。」と聞かれる場合、このように英語で表現します。

Patient: “When will my braces come off?”

OR

Patient: “When will you be taking my braces off?”

矯正を始める前に、セファロを撮りますが、その説明は下記のようにします。

Doctor: “The orthodontist will take a special x-ray called lateral cephalometric x-ray. We call it lateral ceph in short. This x-ray takes your skull, upper and lower jaw, and teeth to assess their relationships. This gives me an idea how we can correct your teeth.”

ドクター:「矯正の先生が側方セファログラム(略して、セファロ)という特別なレントゲン写真を撮ります。このレントゲン写真は頭蓋骨、上顎、下顎、そして歯との関係をみて、どのように治さなければいけないかの判断の手助けになります。」

 

器具・ものの名前パート3 Name of instruments part 3

歯科医院 dental office で患者さんが身につけるもの、ドクターが身につけるもの、そしてスタッフが身につけるものがあります。それらを英語で何と言うかを今回はご紹介します。

患者さん (patients)が身につけるもの:

Patient bib: 患者さん用の使い捨てエプロン

Bib clip: エプロンを付けるクリップ

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Bib は通常、赤ちゃんの「よだれかけ」のことです。Bibとそのまま使ってもいいですが、使い分けるために患者さん用は

“patient bib” と言います。

ドクター(doctors)が身につけるもの:

白衣: White coat OR doctor’s coat OR lab coat

と言います。

今は白衣は必ずしも「白」ではないですが、それでも white coat と言います。

Lab coat は実験室で使ったりもするので、おそらくそのような名前になったと思います。

アメリカでは感染コントロールの面から、ドクター、歯科衛生士さん、アシスタントは治療中、腕全体をも完全に覆うような gown または coatを着る義務があります。

歯科衛生士さん、アシスタント、ドクター(dental hygienists, assistants, doctors)が身につけるもの:

Scrubs: スクラブ

日本語ではスクラブと言いますが、英語では語尾に必ず “s” を付けるので、scrubs と言います。

Scrubsの上には、ドクターは必ず白衣かオペ用のガウン(アメリカでは使い捨てのガウンdisposable gownを着用することが多いです)を着て、体全体をカバーします。

歯科衛生士さんやアシスタントはscrubs の上にscrubsと同じ生地でできたscrub cardigan もしくはcardigan scrub、あるいはロングTシャツをscrubs の下に着ます。ドクターと同じで、腕も完全に覆わなくてはなりません。

Safety goggles: ゴーグル

アメリカではマスク以外に、目の保護もしなくてはいけません。

ドクターはloupes もしくは magnifying loupes (ルーペ もしくは 拡大鏡)を付けたりしますが、歯科衛生さんやアシスタントは透明のゴーグルをつけなくてはなりません。

日本人の患者さんは目をつぶっている方が大多数ですが、患者さんは目を開けても、つぶっていても、ゴーグルをつけてもらいます。そのとき、

Doctor, dental hygienist, or assitant:

“Please wear these goggles just in case something gets in your eyes.”

ドクター、歯科衛生士、もしくはアシスタント:

「目の保護のために、念のため、ゴーグルをかけてください。」

アメリカではタオルで患者さんの目は覆いません。目を開けたときに、いつでも見える状態にしなくてはなりません。