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お休み明けの会話の始め方 Conversation starter after the holidays

長いお休み(年末年始、夏休み等)が明け,患者さんが治療のため来院した場合、欧米ではいきなり治療を始めるのではなく、お休みをどう過ごしたのかといった会話をします。欧米では、この四方山話を”small talk” と言います。

Small talk が上手にできると、患者さんも気持ちが和み、気分的に落ち着きます。そして何より、ドクターやスタッフたちとの距離が縮まります。

Small talk は歯科医院だけではなく、ビジネスの世界でも、ママ友の世界でも、どんなシーンでも重要とみなされています。ちょっとした世間話ができることで、その人の人柄、趣味、考え方、ライフスタイル等がわかります。特に、歯科医療従事者にとっては患者さんとのコミュニケーションのため、非常に重要です。

Doctor or staff:  “Happy New Year!  How was your holidays?”

ドクターもしくはスタッフ:「明けましておめでとうございます。お休みはどうでしたか。」

Patient:  “We didn’t do much.  It was quiet.  Just relaxed at home.”

患者さん:「特に何もしませんでした。静かにうちでゆっくり過ごしました。」

もしも、患者さんがどこかへ行った場合はこんな言い方をするかもしれません。

Patient:  “We went to Las Vegas and did the countdown.  It was so loud, and everybody was partying.  We had a lot of fun.”

患者さん:「ラスベガスに行って、カウントダウンをしました。にぎやかで、みんな、パーティー気分でノリノリでした。楽しかったです。」

患者さんは質問に答えたあと、「先生はお正月をどう過ごしたのですか?」とか「あなたは?」と、逆に質問したりする場合が多いです。

Patient:  “How did you spend your New Year’s?”  OR    “What about you?”

と言ったりします。

そしてどのような過ごし方をしたか、お話します。

色々お話をし、そろそろ治療を始める場合、こんな感じで切り出せばいいかもしれません:

Doctor or staff:  “Well, I’m glad to hear that you had a good time.”

ドクター又はスタッフ:「楽しい時間が過ごせてよかったですね。」

Patient:  “Yes, thank you.  It’s back to reality now.”

患者さん:「はい、ありがとうございます。でも現実に戻ってしまいました。」

Doctor or staff:  “True…  Same here.  So let’s get back to work!”

ドクター又はスタッフ:「本当ですね...私もそう思います。それでは現実に戻って、始めましょうか!」

と言った感じに、当たり前のことでもちょっとした話ができるようになると親近感も湧いてきて、治療以外でのコミュニケーションがとれるようになるのが small talk です。

歯科医療従事者の皆さんがsmall talk ができるお手伝いを Speak Dental Englishはこれからもしたいと思います。2015年もよろしくお願いします。