前歯の隣接面にカリエスができた場合、患者さんに
「虫歯が歯と歯の間にあります。白いつめものが必要です。」と言いたい場合、何と言えばいいのでしょうか。
Doctor: “You have a cavity/decay between your front teeth. You need a white filling.”
でいいと思います。
虫歯は一般的に、”cavity” とか “decay” と言います。ゴルフをする方はわかると思いますが、アイアンの裏が空洞化しているのをキャビティーアイアンと言いますよね?
Caries カリエスは、専門用語です。患者さんには使いません。
つめものは一般的に ”filling” と言います。もちろんfilling には色々な種類がありますから、そこで、ドクターはその説明をしなくてはなりません。
コンポジットレジン充塡の場合、日本ではCRと言いますが、アメリカでは言いません。歯科医療従事者同士のコミュニケーションでは、
“Composite” と言います(composite resinの ”resin” は省略します)。
でも、患者さんに説明するときは、
“White filling” と言うわかりやすい言い方をします。
アメリカでもだいぶ amalgam を使わなくなりましたが、する場合、
“Silver filling” と言います。
日本の国保で使う金パラ合金の inlay や onlay も一般的に “silver filling” とくくってしまいます。でももう少し説明を加えます。
Doctor: “You have a cavity/decay on the chewing surface and in between the teeth. You need a silver filling. It’s called an inlay. After I clean out the cavity/decay, I will make a mold and send it to the lab. Please come back next week to get your silver filling. You will have a temporary filling during that time.”
ドクター: 「虫歯が噛む表面と歯と歯の間にあります。インレーという銀歯が必要です。虫歯を除去してから、型をとって、技工所に送ります。来週また来て下さい。そのときに、銀歯をつけます。その間、仮の詰め物が入ります。」
(注意: これは表現の1例にすぎません。色々な表現方法があります。)
アメリカでは、inlayをするよりむしろ、composite resin をすることが多いです。Onlay をする場合は、むしろ crown にしてしまう場合が多いです。