Author Archives: Maki Narita, D.D.S., M.S.

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About Maki Narita, D.D.S., M.S.

Maki Narita, D.D.S., M.S. is a periodontist (specialist for gum surgery and dental implants), licensed to practice in California, Texas, and Japan. After graduating from St. Maur International School in 1988 with an International Baccalaureate Diploma, Dr. Maki Narita attended Showa University School of Dentistry in Tokyo. Upon graduation, she continued her studies in Dentistry by moving to Los Angeles, CA where she received her D.D.S. (Doctor of Dental Surgery) from University of Southern California School of Dentistry in 1998. While working as an associate dentist at several offices, Maki also served as a part-time clinical instructor at U.S.C. School of Dentistry. In 2001, Maki and her sister Dr. Mia Narita established Narita Family Dental, which to this date successfully operates with offices in Torrance and Costa Mesa, CA. Maki has also been involved in interpretation and translation services specializing in dentistry since 1997. Maki and Mia founded offer consecutive and simultaneous translation services for both English and Japanese speaking dentists at universities, conventions, and meetings, as well as logistical services to dental seminars for Japanese dentists. After being a general dentist for 12 years, Maki decided to specialize in periodontics and successfully completed the Postgraduate Periodontics Program at University of California San Francisco (UCSF) with a Masters Degree in Orofacial Sciences in 2013. Since then, she has been appointed as lecturer to teach 3rd and 4th year dental students at the University of California Los Angeles (UCLA) School of Dentistry Section of Periodontics.

「ゆすいで下さい。」”Would you like to rinse?”

患者さんがお口をゆすぐチェアに付いている洗面台みたいなものを

“cuspidor” (発音はカスピドール) 又は

“spittoon bowl”  (発音はスピトゥーン・ボール)

と言います。

最近、アメリカでは不衛生だという理由で、この洗面台みたいなものが付いていないチェアが多いです。

その代わり、 funnel と言って、バキュームに直接、漏斗上の容器みたいなものを付けて、それを患者さんに持ってもらい、患者さんがペッとつばやお水を吐くときに直接バキュームがすべてを吸うようなものを使います。

Screen shot 2014-03-07 at 10.12.07 PM

さて、 患者さんに 「お口をおゆすぎになりますか。」 や「ゆすいでください。」は、

“Would you like to rinse (your mouth)?”

と言います。すでに歯科医院にいるので、口をゆすぐということが当たり前なので、

“Would you like to rinse?” だけでいいと思いますが、

“Would you like to rinse your mouth?” でもいいです。

歯垢と歯石の付着 Plaque and tartar build-up

メインテナンスで患者さんに「歯垢が付いています」とか「歯石がかなり付いています」と言いたい場合、何と言うのでしょうか。

まず、歯垢 と 歯石 は 患者さんがわかる英語で何と言うかわかりますか。

歯垢 は ご存知の通り、 “plaque” (プラーク) と言います。

歯石 は 専門用語では “calculus” ですが、 一般的な言い方は

“tartar” と言います 。発音が知りたい方はこちらをクリックして下さい:  Tartar

Doctor or hygienist:  “You have plaque/tartar build-up.  You need a cleaning.”

ドクター又は歯科衛生士:「かなりの歯垢または歯石がついていますね。歯のおそうじが必要です。」

“Build-up” というのは、支台築造のことも言います。しかし、デンタル用語に限らず、何かが蓄積して行くことを ”build-up” という名詞を使います。

もしもスケーリング・ルートプレーニングが必要な場合、

Doctor or hygienist:  “You have tartar build-up under your gums.  You need deep cleaning.”

ドクター又は歯科衛生士:

「歯石が歯茎の中の根の表面にたくさん付いています。歯石を取り除くディープクリーニング (スケーリング・ルートプレーニング) が必要です。」

さて、 scaling/root planing  は、略して ”SRP”  とドクターや歯科衛生士さんの間で言ったり(発音もそのまま S、R、P)、カルテにもそのように書いたりします。

患者さんに説明するときは、 “deep cleaning”  という言い方をします。

Adjust occlusion 咬合調整をする

日本の知り合いの先生から以前、質問を受けたことがあります。

「咬合調整をするとき、“咬んで下さい”と外国人の患者さんに言うと、どんな人でもカチッと1回しか咬まないのですが、そういう時は何と言えばいいのですか。」

どうやら、その先生はその外国人の患者さんに、

“Bite” の一言しか、言っていなかったようです。

“Bite” だけでは1回ガチッと咬むだけで、咬合紙を離さない状態になってしまいます。

ドクター: 「カチカチ咬んで下さい。」は、

Doctor:  “Tap, tap, tap.”

と言います。 タップダンスの「タップ」という発音です。

どうしても “bite” という言葉を使いたければ、

Doctor:  “Bite several times.”

でいいと思います。

でも、それだけでは中心咬合位で咬むことになるので、側方運動をしてほしいときは、

Doctor:  “Bite side to side.”

または

Doctor:  “Grind your teeth.”  (「歯ぎしりして下さい。」)

と言います。

また、動作を連想させたい場合、例えば、「ガムを噛むみたいにこの紙を咬んで下さい。」みたいなことを言いたければ、

Doctor:  “Chew this paper like you are chewing a gum.”

と言います。

ドクターが「咬み合わせは高いですか。」 と聞きたいときは、

Doctor:  “Is your bite high?”

でいいと思います。

たまに、「咬み合わせは高い」ってどういう意味ですかと患者さんに聞かれます。

Patient:  “What do you mean by my bite is high?”

Doctor:  “Does the tooth we worked on touch first or harder than other teeth?”

患者さん: 「咬み合わせは高い」ってどういう意味ですか。

ドクター: 「治療した歯が先にあたるとか、他の歯と比べた当たり方が強いということです。」

「つめものが必要です。」 “You need a filling.”

前歯の隣接面にカリエスができた場合、患者さんに

「虫歯が歯と歯の間にあります。白いつめものが必要です。」と言いたい場合、何と言えばいいのでしょうか。

Doctor:  “You have a cavity/decay between your front teeth.  You need a white filling.”

でいいと思います。

虫歯は一般的に、”cavity”  とか “decay” と言います。ゴルフをする方はわかると思いますが、アイアンの裏が空洞化しているのをキャビティーアイアンと言いますよね?

Caries カリエスは、専門用語です。患者さんには使いません。

つめものは一般的に  ”filling”  と言います。もちろんfilling には色々な種類がありますから、そこで、ドクターはその説明をしなくてはなりません。

コンポジットレジン充塡の場合、日本ではCRと言いますが、アメリカでは言いません。歯科医療従事者同士のコミュニケーションでは、

“Composite” と言います(composite resinの ”resin” は省略します)。

でも、患者さんに説明するときは、

“White filling” と言うわかりやすい言い方をします。

アメリカでもだいぶ amalgam を使わなくなりましたが、する場合、

“Silver filling” と言います。

日本の国保で使う金パラ合金の inlay や onlay も一般的に “silver filling” とくくってしまいます。でももう少し説明を加えます。

Doctor:  “You have a cavity/decay on the chewing surface and in between the teeth.  You need a silver filling.  It’s called an inlay.  After I clean out the cavity/decay, I will make a mold and send it to the lab.  Please come back next week to get your silver filling.  You will have a temporary filling during that time.”

ドクター: 「虫歯が噛む表面と歯と歯の間にあります。インレーという銀歯が必要です。虫歯を除去してから、型をとって、技工所に送ります。来週また来て下さい。そのときに、銀歯をつけます。その間、仮の詰め物が入ります。」

(注意: これは表現の1例にすぎません。色々な表現方法があります。)

アメリカでは、inlayをするよりむしろ、composite resin をすることが多いです。Onlay をする場合は、むしろ crown にしてしまう場合が多いです。

麻酔をする Making the patient numb

タイトルでもお気付きかもしれませんが、「麻酔をする」という表現は、

専門的には、 give/administer anesthetics

患者さんにわかりやすい表現として、 make you (patient) numb

と言います。

Numb とは、麻痺させるという意味です。

発音としては、”b” は発音しません。親指を表す thumb を思い出して下さい。

E.g.  Doctor:  “I am going to make you numb now.”

ドクター: 「それでは麻酔をします。」

アメリカでは必ず表面麻酔のジェル (topical anesthetics,  略して topical )を塗布してから浸麻もしくは伝麻をするので、順序的にはこちらを先に言います。

E.g.  Doctor:  “I am going to put some topical first to make it a little more comfortable for you.”

ドクター: 「もう少し楽になりますから、先に表面麻酔を塗ります。」

このとき、euphemism と言って、患者さんに針だとか注射というイメージを与えないように、できるだけ優しく、オブラートに包んだ表現をします。

さて、浸潤麻酔は、 正式にlocal anesthetics と言いますが、ドクター同士のコミュニケーションでは、 “local” で十分です。

伝達麻酔は block anesthetics です。例えば、下顎孔伝達麻酔は mandibular block ですし、後上歯槽糸ブロックは略してPSA blockと言います。

Doctor to doctor:  “I gave a local/mandibular block/PSA block to Mr. ~~ .”

ドクター同士の会話: 「〜〜さんに浸麻(XXXXブロック)をしました。」

麻酔の種類とその言い方にはまだ他にありますので、またの機会にご紹介します。

アメリカでは、患者さんがデンタルの麻酔のことを “novocaine” と表現したりします。Novocaine は商品名で、昔はアメリカで使われていましたが、今は使われていません。なのに、患者さんは若い方でも “novocaine” と言ったりします。薬品名で言うと、プロカインprocaineのことです。

これは言ってみれば、絆創膏のことをBand-Aid™ という商品名が普通に使われたり、日本での例として瞬間接着剤のことを「アロンアルファ」と皆、呼んでしまうのと一緒です。ですから患者さんにこう言われたりもします。

Patient:  “Are you going to give me some novocaine?”

患者さん: 「先生、麻酔をするのですか。」

とか、

Patient:  “Wow, I am really numb.  When will this novocaine wear off?”

患者さん: 「まだすごく麻酔が効いています。いつ麻酔は切れますか。」

歯科で使われる英語の略語(1) Abbreviations used in dentistry part 1

メディカルでもそうですが、歯科でも、医療従事者同士で話すときやカルテに記載するときに、略後 (abbreviations) をよく使います。たくさんあるので、器具の名前と同様、少しずつお教えしたいと思います。

*まずは、カルテによく記載するものとして、

CC (Chief complaint):    主訴

PMH (Past medical history):   病歴

RMH (Review medical history):  病歴・既往歴のチェック

PE (Periodic exam):  定期診査

Dx (Diagnosis):  診断

Sx (Surgery):   外科治療 又はメディカルでは “signs & symptoms” (兆候と症状)とも言います

Tx (Treatment):  治療

PO (Post-op) check:  術後経過

NV (Next visit):  次回の治療予定

上記は会話中は略語を使いませんので、会話では chief complaint や past medical history 等と普通に言います。PO checkのみ、会話中「ピーオーチェック」と発音します。

**歯科治療や治療計画中に使われるものとして、

RPD (Removable partial denture):  可撤式部分床義歯 (パーシャル)

VDO (Vertical dimension of occlusion):  咬合高径

PVS (Polyvinyl siloxane) impression material:   付加重合型シリコーン印象材

RPD, VDO, PVS はアルファベットを一文字ずつ発音して会話のときに略語として使いますが、カルテの記載のときも使います。

レントゲン・X線写真の種類の説明  Explaining types of x-rays/radiographs

レントゲン・X線写真の種類は色々ありますが、今日は デンタル、パントモ、そして16 又は 18枚法についての言い方の説明です。 今日は少し長いです。

1.  デンタル:  Periapical x-ray    もしくは   PA  (「ピーエー」とそのままアルファベットを    読むように発音します)

E.g.  (「例」と書くときもexampleという意味から “Ex”と書いてしまいがちですが、正確には E.g. です。E とg の後のピリオドも忘れずに!)

アシスタントの方にデンタル1枚をお願いする場合:

Doctor:  “Can you take 1 PA on #_______ (tooth number)?”

ドクター: 「(歯の番号) のデンタルを1枚撮って下さい。」

注意 1:  患者さんに説明する意味で “dental x-ray” は言ったりしますが、歯科医療従事者同士ではデンタルのことは PA 又は periapical x-ray です。

2.  パントモ:  Panoramic x-ray   もしくは  pano  (「パノ」と 読みます)

E.g.    Doctor:  “Can you take a pano for ____________ (name)?”

ドクター: 「­­­­­­〜〜さんのパントモを撮って下さい。」

3.  16枚法 もしくは 18枚法: Full mouth x-rays  もしくは  FMX (略して)

E.g.          患者さん(特に初診や初診から3年から5年経過した再診の患者さん)に16もしくは18枚法のレントゲン撮影の許可をもらう場合、

Doctor or assistant speaking to patient:

“Because this is your first visit to our office, we recommend you to take a full-mouth x-ray.  Is this okay?”

ドクターまたはアシスタントが患者さんに向かって言う(訳):

「本日は初診ということで、お口全体のレントゲン写真(X線写真)をお撮りしたいのですが、よろしいですか。」

再診の場合

Doctor or assistant:

“It’s been about 3 or 5 years  since we took your last full mouth x-rays.  It’s time to update them.  Is this okay?”

ドクターまたはアシスタント(訳):

「最初に撮らせて頂いたお口全体のレントゲン写真(X線写真)は3年から5年に一度、最新のものにアップデートすることをお勧めしていますので、お撮りしたいのですが、よろしいですか。」

注意 2:    英語でレントゲン写真と表現するときは、「レントゲン」という言葉は一切使いません。

注意 3:      レントゲン写真を「X線画像」という意味で歯科医療従事者が話す場合、radiograph(s) や image と言います。アメリカの歯学部で、「このX線写真では...」と教授やインストラクターの先生に話すとき、 ”This x-ray shows…”  と言って注意された記憶があります。 “This radiograph shows…”   とか “You can observe ~~ in this radiograph(s)/image.” と言わないといけないのです。

“I am going to put your seat back.” 「それでは、お席を倒します。」

診断を下し、治療内容の説明が終わり、治療を始めるところです。患者さんのチェアを倒したい場合、このように言います:

Doctor, dental hygienist, assistant:        Mr. ~~/Mrs. ~~/patient’s name, I am going to put your seat/chair back, okay?

ドクター、衛生士さん、アシスタント:     〜〜さん、それでは、お席を倒します。

日本の歯科医院では「お席を倒します。」と患者さんに丁寧に言ってから席を倒すことが多いと思いますが、アメリカでは必ずしも言うとは限りません。でも、このような一言を添えることで、すべてのアメリカ人の患者さんには喜ばれます。これはやはり日本の相手を気配るという考えの反映だと思います。

お席も dental chair から来る chair でも、seat でもどちらでも構いません。

では、「お席を戻します(上げます)。」は何て言うのでしょうか。

Doctor, dental hygienist, assistant:         Let me put your seat/chair up.

“Seat/chair up” と言う表現で、いいと思います。

“Put seat/chair up” と “put seat/chair back” はセットで覚えるといいと思います。

Insurance coverage and co-pay 保険から支払われる額と自己負担

Patient:  How much will insurance cover?  What is my co-pay?

Receptionist:  Your insurance (company) will cover/pay 70%.  Your co-pay is 30% so that will be ~~~ yen/dollars.

患者さん: 保険からどれくらい支払われますか。自己負担はどれくらいになりますか。

受付のスタッフ: 保険は治療費の70%を負担してくれます。自己負担分は30%になりますので、〜〜円(ドル)です。

自己負担はco-payと言います。もう1つの言い方として、out-of-pocket expense、つまり直訳すると、「自分のポケット(財布)から出る費用」になります。ですから、患者さんが「自己負担はどれくらいですか」の別な言い方は:

Patient:  “How much will I have to pay out-of-pocket?” になります。

でも、”co-pay” の方が発音が簡単だと思います。

アメリカの場合、自己負担分は日本のように、一律ではありません。治療内容によって自己負担分は50%だったり、20%だったり、全額保険が支払ってくれることがあります。アメリカの歯科保険のシステムはまた別の機会に説明します。

患者さんの情報と問診票の記入 Filling out patient information & health questionnaire

3回目のブログのuploadです。私が何故このブログを立ち上げたのかということにご興味のある方はもしよかったら、 “why I started this blog” というメニューへ行って下さい。

さて、今日は初診でも再診でも患者さんがご自分の情報を書く用紙と、問診票の記入をお願いするときに受付のスタッフが何と言えばいいのかというお話です。

Receptionist :

Would you please fill out the Patient (or General) Information and Health Questionnaire forms?  There are 〜 pages.  Please have a seat and let me know when you are done.  If you have any questions, please ask me any time.

受付のスタッフ:

「患者さん情報と問診票を記入して頂けますか。用紙は 〜枚あります。どうぞおかけになって、終わりましたら、声をおかけ下さい。わからないことがあったら、お気軽にお尋ね下さい。」

アメリカでは通常、患者さん(個人)情報を記入する用紙と問診票は2枚別々になっています。

個人情報は、  Patient Information or General Information form

問診票は、  Health Questionnaire form

と言います。「わからないことがあったらいつでもお尋ね下さい」は上記の聞き方以外に ”Do you have any questions?” と説明などが終わったあと、付け加えたりします。ドクターでもスタッフでも患者さんにわからないまま、不安のままでお帰りにならないようにする心掛けだと思います。